2013.04.29
っていうタイトルは唐突すぎたかな。
謎は後ほど解けるのだけれど、唐突ついでにもうひとつ。
「雨ニモマケズ」「銀河鉄道の夜」で有名な宮沢賢治は、童話作家であると同時に、
農学校の教諭として化学に深い知見があったり、農民と芸術の関係を説く学者であったり、チェロを奏でる音楽家でもあった!
宮沢賢治はぼくの知的好奇心を駆り立てる。
そしてそんなぼく、あるとき運命的な出会いをすることになる。
***
深呼吸を大きく3回。
できれば部屋を暗くして、キャンドルがあれば火を灯そう。
今日あった「よかったこと」を3つ思い出してから、
動画の再生ボタンをどうぞ。
あぁ、いいねえぇ。。。 癒しとはこのことだねえぇ。。。
ピアノの繊細な音色に、まったく摩擦すること無く一体化していく歌声。
広い野原は風にたなびき、一体となった音楽は遠くまで響き渡っていく。
ご存知、我らが歌姫 手嶌葵さんです!
この曲「牧歌」は宮沢賢治が教師をやっていた頃に、生徒の劇のためにつくった曲。
東北出身の宮沢賢治がつくった農民の日常の歌が、今、手嶌葵を通してぼくたちに沁みていく。
時はさかのぼり、頂ラインナップを目下考え中のころ。
「閃いた!降りてきた☆」と自信ありげなボスの口から
2日目のキャンドルタイムのアーティスト候補として発表された。
『手嶌葵』
え?
え!?
手嶌葵って、あの手嶌葵!?
ボスがキャンドルタイムのキャスティングを考えているときに動画検索をしていて出逢った?らしい。
YouTubeってすごい。笑
っていうか手嶌葵!?
盲点だった。
だって、大好きだもの。
彼女は、映画「ゲド戦記」では主題歌・挿入歌・ヒロインの声優を務め上げ、
「コクリコ坂から」でも再び主題歌と声優に抜擢された。
コクリコ坂から、は映画館で見た。2回。
劇中で歌われる「朝ごはんの歌」が大好きだ。
日常の風景を描いた中に、古き良き日本みたいな空気感が漂っていて、なによりかわいい。
そして劇中で生徒たちが歌い上げる「紺色のうねりが」も最高。
実はこの曲、ジブリ監督の宮崎駿さんと宮崎吾郎さんが宮沢賢治の詩をベースにしてつくったものなのだ!
「永久の未完成これ完成である」だ!!!
ぼく宮沢賢治も大好きなんですけど!!!
それはさておき。笑
数日後キャンドルタイムに手嶌葵さん決定!
やった!!!歌姫の登場だ!
これは確実にシチュエーションにバッッッチリ合う。
みんな打ちのめされること間違いナシ!!!
透明感のある歌声はどこか幻想的で、なんだかすごく大人っぽい。
宮沢賢治は、大きな宿命を背負い続けた孤高の人。
日本文学史においてもその存在は異端で、言うなればひたむきな革命児。
でも彼の作品にはとっても大きな愛がある。それは大地のような絶対感。
その詩を歌いきる手嶌葵さんに、ぼくはものすごく惹かれた!
「宮沢賢治を歌ってほしい。」
リクエストは可能なのか!?一世一代のチャレンジをしてみよ〜っと♪
そんな手嶌さん。
実は驚きの同い年。笑
同い年トークをする余地はあるか!?
日曜の夕方、少し日が落ちてきた頃、
芝生に座り、もう一度「深呼吸を大きく3回」、
マイキャンドルの灯りを見つめながら、あの歌声に酔いしれよう。
ガク
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