CULTURE/RECOMMEND

2011.02.15

光風&GREEN MASSIVE / 「民衆レベル」

このタイミングで、このタイトル。

「レベル」というのは「Rebel=反逆」のレベルと読んで間違いないだろう。

私がここ最近で「民衆」という言葉を多く目にしたのは、、、

チェニジアから始まった中東の民衆蜂起に関する報道の中。報道と行っても日本のテレビや新聞などのメディアのではなく、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルネットワーク、海外のWEBニュース、など現場からダイレクトに発信されているリアルな報道を翻訳した記事やツイートの中だった。

チェニジア、エジプト、アルジェリア、そしてイラン、、、

今、中東では各国で民衆による大革命が起きようとしている。

「独裁政権と経済政策失敗に怒りを燃やす民衆」

「タフリール広場に集まる民衆」

「民衆による抗議デモ」

「催涙弾で民衆を鎮圧しようとする機動隊」

「民衆を襲う政府の工作員」

「催涙弾を投げ返す民衆」

「”恐れの壁”を乗り越えた民衆」

これらは、特にエジプトの動きを追ったあるツイートのTLの中でよく見た文だった。

2月の頭から今もなお。

もし、今エジプト〜中東で何が起きているかイマイチ解らないという人がいるなら、モーリー・ロバートがやっているgroove japanというWEBサイトのテキストを読んでみると良いだろう。発端から現在にいたる流れが解り易く日本語で書かれていますよ。

groove japan (morley’s essay vol.2から、それ関連の事が書かれています。)

ちょっと話が脱線しました。

そう、「民衆レベル」。

個人的にも大好きなライブアクト、光風&GREEN MASSIVEの待望のファーストアルバムのタイトル。

コレを見た時に、やはり浮かんで来たのは、そのままエジプトの事だった。

今まさに起きている事、そのモノじゃないか。

彼らが意図してこのタイトルを付けたかは定かではありませんが、連想せざるおえないタイミング。

そうじゃ無かったとしても、十分に納得のネーミング。

そういう時代なのだと思う。

それを歌う人が必要なのだ。

エジプトの事はもやは他人事ではなくなるでしょ。

日本、平和にこした事は無いが、平和ボケさせられて無意識のうちに強いられたアレコレのおかげで、今やそれは大きなガン(病気)になっているよ。

全然ピースじゃないぜ。

それを歌う人が必要なのだ。

それを証明するかの如く、そこに集まり騒ぐ民衆(皆様の事)。

コレまでに全国ツツウラウラ、光風ソロにベースMAHと二人の赤緑、GREEN MASSIVE、ちっちゃいカフェバーから地下のライブハウス、、、ライブにライブを重ねRAWな歌を皆に届けて回っていた彼ら。

静岡でもNeiroやFreaky Show、オレも何度もライブを見て来た。

見た事のある人なら解る、あのルーズグルーヴとレベルソウル。

ご機嫌なロックステディから、攻撃的なパンキッシュレゲェ、時に聴かせるメローチューン。

ギザギザしてるような、ザラザラしてるような、あの感じ♪

アルバムにはそんな皆が聴いて来たお馴染みのあの曲達が、スタジオならではのサウンドアレンジで収録されている。

ライブの感覚とはまた違う、それぞれの曲の別の側面を楽しむことが出来る内容になっている。

エンジニアに日本屈指のダブミキサー内田直之を招いて行われたレコーディング〜ミックス。

結成当初から歌われてきた、バンドのテーマソングとも言える「緑の世代」は、既存の録音バージョンに比べ、サウンドがより立体的に、ヴォーカルには深めのリバーブが効かせてあって、まるで朝靄がかりの森林から聞こえて来るような。山賊のお出ましってわけだ。

そうだ。光風&GREEN MASSIVEのレベルミュージックの特徴一つ、それはご機嫌なところ。 ストイックさチラ付かせながらも、あくまでグルーヴィーに、ラフなところが魅了的。カリビアンソウルを継承した大和魂なのだ。

中盤はChant down Babylon, 旗の袂とまさにレベルなチューンが続く。

ここもライブとは一味ちがう味わい。テンポもゆっくり、デッドリースタイルだ。

Chant down Babylon、ボーカルの気だるさがココ一番で際立ち、哀愁すら産みながら反逆のメッセージが歌われる。

旗の袂ではピアニカとスパニッシュ的音階のギターリフが更に哀愁を醸し出す。

歌はもやは呪文的、ナンヤビンギ的ボンゴが木霊する濃厚なダブワイズ。。。

ご機嫌なロックステディーからズブズブなダブトラック、バンドの振れ幅を一つ表現しているかのような流れでスピーカーを煙らせる。

底を抜けると、一変してファンキーなアレンジの「The mosquito」。

テケテケサウンドの鍵盤がデンジャラスなリフを引き出すとドライで歯切れの良いドラムがビートを刻む。ベースとギターがフリーキーに絡み出して「モスキー、ファンキー♪」と歌が始まる。  アルバムの中では最もライブ感のあるアレンジになっている。

ここで一気に、あのステージ上で暴れるメンバー達がイメージとして浮かび上がってくる。

そして、実際のライブでも何度も歌われて来た名曲「舟」へと。

いつかのライブで光風くんが、「この曲は、出来れば目を閉じて、想像力を働かせて聴いて下さい。」と、言っていたのを思い出す。

穏やかな水面のような淡々とした演奏の上を曲中最も感情的に歌われる詩とメロディー。

曲が終わった後、舟の通った後の水面の揺れがいつまでも心に残る感じが、心地良いセンチメンタリズムを与えてくれる。

アルバムの頭とケツは、イントロ〜アウトロ的に「Rocking Steady」の歌有りとバージョンでラフにパッケージングされていて、 全体がウマい具合にまとまっているのがニクい。

これまでライブのイメージが強烈にあった分、このアルバムはそれを良い意味で裏切っている仕上がりとも言えよう。そこにはレコーディングという手法だからこそできる表現が、遊び心が、試みが、お馴染みの曲とともに収録されている。

リリースは3月4日。心待ちにして損は無い内容だ。

そして、このレコーディングがライブにどう影響して行くのか?そこも一つ新たな楽しみだ。

3月6日はBLUE NOTE ONE、OKI DUB AINU BAND「HIMALAYAN DUB」とのダブルリリースパーティー!!

DUB AINU BANDにはメンバーとしてミキサー内田直之が同行しているので、これはもしかするとGREEN MASSIVEのライブも、、、

ってな事は十分に考えられるでしょう。

実に楽しみ♪

そして光風&GREEN MASSIVEもこの日からリリースツアーがスタート。

日程はOfficial Webでチェック。

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光風&GREEN MASSIVE
Official Web
1st Album「民衆レベル」2011.3.4 Release

Truck List
1.RockingSteady
2.緑の世代
3.夜が明ける
4.ChantDownBabylon
5.旗の袂
6.FLAG DUB
7.TheMosquit
8.舟
9.RockingSteady(Version.)

エジプト、”民衆レベル”について
groove japan: morley’s essay vol.2~5
タフリール広場に集まった民衆の様子(動画)
UK GUARDIAN: World News,Egypt


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