2011.12.14
拾いきれない数々の言葉が、ピースな気持ちと一緒に溢れた。
最後にコーダイはこう言った。
「KGMの歌から、ちーちゃん(千尋)の歌から、いっぱい持って帰るモノがあるから、
みんな、持ってかえってね〜♪」
もちろんコーダイの歌からも。
続・東北支援という事で開かれた今回のLOVE FOR THE FUTURE。
エントランスに設けられたチャリティーブースには続々とテレフォンカードやハガキ、商品券、切手が集まり出す。
1枚のテレカを握りしめて、「あったよ!」と持って来てくれた人、
「出て来た!」と言って何時かの年賀状の余りをどっさり持って来てくれた人、
「使えるかわからないけど、、、」と言いつつ、たばこ券を持って来てくれた人、
とにかく、呼びかけに応じてくれた気持ちが何ともありがたい。

HOMERUNSOUNDマーくんが、相変わらずの抱擁感に満ちたDJで、フロアで安心感をスローバーニング。

マーくん、セッティングの時に「このタイミングで、こういうコンセプトのイベントに参加出来て、本当に嬉しい。自分的にも今年の流れのシメとして巡って来た機会だと思う。」
そんな事を話した。
3.11直後、同月末に控えていた主催イベント「春のZION」の中止を決断し、その後直ぐに仲間達とチャリティーパーティー「HOPE」を開催、沢山の物資や支援金を集め、被災地に届けた男、マーくん。
未だ動揺が世を支配していたあの時期に、どうにもならない苦悩と戦いながら、どこぞの燃料棒よりも熱く、とにかく前に進もうと皆をリードしていた姿勢が、今でも強く印象に残っている。
あれから9ヶ月、その間にもいろいろありながら、亡くなってしまった多くと引き換えに、オレたちは未だ生かされてる。
巡り巡って同じ空間を共有する仲間、
マーくん、ビゴップ!

コーダイは、「今の時代にぴったりだなと思って。」と言ってマーヴィンの『What’s going on』から歌い出した。
サイドにはシュンシュンがエレキギター。
コーダイ味の歌い回しでソウルの名曲が今の僕らに投げかける「?」。
足取りは軽快、気持ちは深く、答えは。。。
まぁ今日は未だ始まったばかりさ。
「踊ってこうよ♪踊りながらじゃないと解らない事がある。」
そうMCを挟んで続くコーダイのステージ。
アコギをかき鳴らすソウルシンガー。
スペシャルゲストにソウルサーファー、名パーカッショニストのオミゴトさんもオンザステージ。

ビートが加わってグルーヴは倍、ボブの『NO MORE TROUBLE』コーダイバージョン。
「ボブマリーのメッセージはいつの時代も響きます。」
20世紀のビッグラブ、ジョンレノンの『Don’t Let me Down』はヨーコに宛てたラブレター。
「そんな二人の物語を想像して書いた歌、聴いて下さい♪」
僕らが初めてブリッジスタイルを知ったあの歌『Peaceful Mountain』。
「未来の方へ、あなたの元へ、またここから歩けばいいのさ♪」
普段より奥まで歌が届くような。詩の意味が、言葉の意味が、こんな日は。
すっかり大盛り上がりのオーディエンス、あの人も、あの人も、あの人も来てる。
今日はいろんな縁が繋がる。繋がっていく。

「地震があってか、らいろいろと考えさせられて、放射能だとか問題もいっぱいあるけど、結局行き着く所は大切な人の命なんですよね。。。
それで、、、何か”友達の歌”を歌いたいなと思って。」
そう言って、千尋ちゃんをゲストに招き、一緒に歌ったのはキャロルキングの『you’ve got a friend』。

〜何もかもうまく行かず、どんなに辛いときも、どんな時でも、呼んでおくれ。
直ぐに駆けつけるから。〜
って歌だね。
こりゃ染みたね。
皆が千尋ちゃんの名を、そしてコーダイの名を呼んでいた。

「忘れちゃいけないものって、何って?
この空気中にも凄く沢山あって、それは人だったり、場所だったり、文化だったり、そこに受け継がれている愛情だったりするんですよね。
若いオレが言うのも未だ未だ生意気なんだけど、オレはこの日本の文化が好きなので、それを守って行きたいと思います。
災害とかいろいろあるけど、それはいつの時代も変わらないから。。。
最後に『You&Me』と言う曲を送ります。」
コーラスは皆で歌い上げた。
千尋はゆっくり、しっとり、ステージから、小さな、穏やかな波を静かに立て始めて。
シュンシュンのギターの寄せては返す響きと折り重なって。
「ようこそ、時の旅人よ」「ようこそ、この二度と無い夜へ」
と歌い始める。

イントロダクションから昨夜の見事な満月を思いながらの『満ちた月』。
月が満ちて行く様に、最初はガヤついていたフロアが歌で満たされて行く。
視線も耳もステージに引き寄せられていく。
「あらためまして、こんばんわ〜♪久しぶり静岡〜♪」
「おかえりー!!!」
と皆が笑顔で迎える。
『リライフ』から『そよかぜ』、ギターソロではシュンシュンが魅せる!
BLUE NOTEに一番似合うメロディーフレーズ、ジャズの名曲So What?のリフを弾いたりして、盛り上がりに火を付け、オーディエンスのクラップに匠のプレイで応えるシュンシュン!
そのまま『Fine Day』で、一気に沸き上がるフロア、コーラスにはコーダイも登場、
皆で手を叩き、歌い、笑い合う。一体感〜♪
『ずっと』は最初から、みんなで合唱〜♪
イイ感じに開かれたみんなの歌心が空気中に♫を浮かべだす。
gravity freeのLOVE FOR THE FUTUREの絵、まるで。
花畑で歌う晴れた歌、ピースな空気が溢れる。
そこで一息、MC
千尋から伝えたい事、
「動く事、会う事」
それを丁寧に、自分が東北へボランティア活動やライブツアーに行った時の事、その時感じた気持ちから汲み上げた言葉で、話してくれた。
千尋は「お金や時間、タイミングがある人はそこへ行って、フィルターも通さずに、自分の目で見て、心で感じて欲しい。 そして現地の人と会って話してほしい。」と。
そして歌われた、震災後に作ったという曲『春のそら』。

「祈るより言葉を、言葉より歌声を、歌声より、明日を共に行くこの足を、その手を引き寄せるこの手を、、、」
MCでは「祈る事も大事だけど、動ける人は自分の手と足と心を使って実際に動いて行くのが一番だと思っています。」と付け加えて。
そして最後に全ての人に向けられた『君に愛を』
「沢山の愛を君にもらい、たった一つでも君にあげたい」
後半はフリースタイルで
「共に夜を過ごしたこの日を決して忘れないよ、LOVE FOR THE FUTURE、未来に愛を、未来に光りを、また何時か、この場所で、共に会おう、everything is be alright,,,,」
幾つもの真っ直ぐな視線がステージに向けられて、滲み上がる感情がキラキラとした拍手に変わっていく。

KGMはキーボードにtonoくんとステージに。
軽く挨拶をしながら、東北の歌を歌い始める。
穏やかな日を散歩しながら口ずさむ、そんなテンポの気持ちいい歌。
KGMのファンは本当に良く歌を聴いている。最前列のほとんどは、ほとんどフルで一緒に歌っている。
皆で歌を歌う事は場の空気をピースにする。
それがKGMの歌の魅力だと思う。
みんなイントロを聴いて「あの曲だ!」と沸き上がる。

『いつになっても』では千尋もコーラスでステージに、お客さんも大盛り上がりで大合唱♪
そのままスカリズムで『Chandan』、みんな可愛く踊り出す♪
この場には楽しさが溢れて分け合う程ある。

皆の心が開かれて、今日はパーティーだけど、真面目な話でも聴ける心持ちに至る。
KGMは2月に子供が出来た。
その話から、直後に起きた3.11大震災の話に、
電気が止まり生まれたばかりの赤ん坊にストーブも当ててやれなかった時の事、気仙沼で旅館を営む親戚の家は津波で流され、半年後に1キロ離れた高台で発見された話、思い出の場所はほとんど残っていない状況、、、
動揺から悲しみ、怒り、、、いろんな感情が溢れていた事、
でも今は自分の歌で人の背中をそっと押してやれればと、それが前向きなチカラに変わってくれればと想えるようになった事、、、
静岡のみんなへも直後の物資提供に対する感謝、
そして静岡の大切な仲間たちへ、命をテーマした3曲を。
「僕が歌いたいのは夕暮れ時の赤い空、、、」
「控えめに語る悲しみで、思い切り喉をからして歌うのです、、、Thank you MAMA、、、」
「ハートビート止めないで、どうか間に合う様に照らして、、、」
静かに、力強く、雪の降る街のドラマは静岡にも響く。
同じ時代に生まれた仲間、今はこうして同じ場所で同じ音楽を共有している。
これから未だ未だ続く復興への道、
「誰もこうしてくれなきゃ嫌だなんて人はいないから、仲間だと思って、友達だと思って、出来る事で、チカラを貸して下さい。
最後に、『捧ぐ』という歌を。」

アンコールでは千尋ちゃん、シュンシュン、オミゴトさん、コーダイ、全員集合で『IRIE LIFE』♪

皆の手拍子、コーラス、ブルーノートは再び花畑。
あれから9ヶ月、「未来に愛を」と描いたgravity freeの絵と目の前の光景が重なる。
あの時の未来は今。
そしてこの日はまた未来へと繋げていきたい想いが生まれた。
歌われた多くの歌と語られた言葉の間で、未来へ向けた想いが生まれた。
助け合うという気持ちを、忘れずに、守っていく事。
今回は東北へ向けた想いだったけど、
次は隣に居る友達かもしれない。
時には海の向こうの未だ見ぬ仲間かもしれない。
時には自分がそうしてもらう側になるかもしれない。
そして、ずっと先の時代の子供達へも。
愛を、未来に。
LOVE FOR THE FUTURE。
コーダイ、千尋、シュンシュン、KGM、tono、オミゴトサン、マーくん、
チャリティーブースを手伝ってくれたキョウコちゃん、
テレカやハガキなど持って来てくれた皆さん、
集まってくれた皆、
本当に、ありがとう!!
この夜を忘れずに、
時に思い返して見て下さい。
そして、あの場所に溢れていた多くの楽しみを少しでも持ち帰って残っていたら、周りに居る助けが必要な人に、そのチカラを少し分けてあげて下さい。
素晴らしい夜を、本当にみんなありがとう♪
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