2011.02.10

2010年12月26日、迫る寒さをハネ除けるように年末/忘年会ムードで賑わう静岡の街中、ひときわ熱い盛り上がりをみせたBLUE NOTE ONE。
MOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO、Miss Monday、そしてBAGDAD CREATIONSという最強のパーティーラインナップに、それに負けないくらいのレスポンスを返すオーディエンスが集結。特に、年内でヴォーカルのMaiが活動休止に入るというBAGDAD CREATIONSのライブでは、何度も熱いステージを共にして来た静岡のファン達の想いが溢れ、特別なショーケースとなった。そんな感動的なパーティーの後の打ち上げでMaiに直撃インタビュー!!
10年目を迎えたバンドへの想い、BOOM BOOM BASHと静岡オーディエンスとの出会い、そして活動休止の真相、、、、 聞いちゃいました!
今日はお疲れさまでしたー!サイコーに盛り上がったねー!
昔からのファンも久々に集まったり、若い新しいファンも増えて、凄い楽しいライブパーティーになりました!
Mai:お疲れさまです!今日は私が一番楽しんだかも(笑)
知ってるお客さんもおるし、見た事無い人もおるし、もういろんな想いがありますけど、ブンブンバッシュの頃からお客さんのバイブスが常に高いってのが静岡の印象で、ホンマに音楽バカというか、音楽好きな人らが多いですよね!
ハハハ!! 海あり山ありのユルい環境で育ってますから。(笑)
まぁ今日はバグダッドも結成から10年経って、マイちゃんが休みに入るって事で、バグダッドとマイちゃんの出会いからBOOMBOOMBASHとの出会い、ちょっと昔をふり返って、いろいろ聞かせて下さい!
「レゲェバンドをやろう!」とRaita、バンチョー、ムラなどのメンバーが集まりBAGDAD CAFÉ THE trench townの原型が出来始めた頃、ボーカル候補としてムラの友達だったマイに白羽の矢が立ち、、、
確か元々はムラちゃんと友達で、ある日駐車場に呼び出されて、その場で歌って一発で決まったって聞いた事があるけど、その時は何を歌ったの?
Mai:なんやったかなぁ、、、確かゴズペルの曲だったと思う。
カッコイイー! レゲェじゃなかったんだ?
Mai:レゲェはバグダッドに入ってから出会ったんですよ。
ちなみにそれまではシンガーとして活動してたんですか?
Mai:いやいや、そこまでガッツリはやってなかったんですよ。高校の卒業イベントを自分達でやろうってなって、クラブを借りて、ハンバーガー100個買って来て、みたいなカワイイ感じで(笑)、その時にちょっと歌ったら、それから友達のDJに誘われて、たまにクラブイベントで歌ったりするようになって。でもその頃は自分から「仕事ちょうだい」って程じゃなかったんですけど。で、ムラちゃんとも音楽繋がりで出会って、ムラちゃんがライタとかバンチョーとかと繋がってて、、、それで駐車場に呼び出されたみたいな。(笑)
で、そこでバンドに誘われたんですよね?その時はすんなりOKしたんですか?
Mai:いや、実はその時ニューヨークに留学を考えてて、一回ジャズのある街に行ってみたくて、大学もその為に中退しようかって先生にもだいぶ相談してたりして、で、そのタイミングでバグダッドのメンバーと出会って、「そんなに待たれへんわ〜、ってくらいマイちゃんの声に魅力を感じてる」なんてプレゼンをもらって(笑)「待てて3ヶ月!」みたいな(笑)
うわ〜!
Mai:3ヶ月なら観光ビザでいけるけど、それやったら留学にならへんし、でも歌う楽しさも自分の中で芽生え始めてて、もうどっちを取るかってところでめっちゃ悩んだんですよ。結局ニューヨークは改めて、それよりもこの出会いを大事にしよう!ってなって、最終決定したんです。
おお〜。それは知らなかった。
Mai:今思えば、それもあって「走るでー!!」みないた勢いがあったのかも(笑)
(一瞬、想いにふけた様子で)ハァ〜、そう考えると10年って長いな〜!!

長いよ〜!BOOM BOOM BASHも始めてからまだ10年は経ってないからね。それで、初めてブンブン(七間町)にライブに来たのは、確かダブセン(dubsensemania)とだったよね?
Mai:そうですね。ダブセン兄さんとツーマンでしたっけ?
そう!あの頃、オレはマイちゃんの事、凄い勘違いしていて、、、
Mai:え!どんなですか?
あの時はDJでリクル・マイちゃんとかリトテンの大石くんとかも来ててさ、それでダブセンのライブの最後にみんなステージに上がってセッションしようみたいになってさ、PJも前に出て来てMCで「シスター!シスター!」ってマイちゃんを呼び込もうとするんだけど、マイちゃん凄いシャイで中々出てこなくてさ。その時にこの娘は凄いシャイな人で、こういうのあんまり振っちゃいけないんだなって思ったもん。最初の印象は本当にそんな感じだったんだけど、、、今思えば、全然違うよね!?
一同:爆笑
Mai:いやいや、その印象あってるんですよ! その時はまだダンスホールとかラバダブとか、そういう文化に全然触れてなかった頃で、あの「現場で!」っていうのに全く慣れてなかったんですよ。決められた事をちゃんと歌うってのがシンガーやと思ってたから、「え〜何これ!?何の曲?何歌うの?」って感じで。(笑)
いやー、その感じが自分のステージの時と全然違うから、なんか凄いカワイイ子だな〜と思って。
Mai:え、それ「(その時は)」ってカッコで付いてる感じじゃないですか?
もうバッチリ付いてるね。完全に過去形。(笑)
Mai:ハハハハ!!!
でもこれは忘れないんだけど、バグダッドのライブはその時が一番盛り上がったね!もうダブセン喰っちゃったみたいな、本人達も「やられちゃったな〜」みたいな感じでさ。
静岡のみんなは前から結構バグダッドの音源を聴いてたんだよね。でも大阪らしいし、友達に聞いてもなかなか繋がらなくて、ダブセンに聞いても誰も知らなかったし、「誰それ?オモシロい名前だね〜」ぐらいでさ。そしたらある日タカシくん(Ras Takashi)が「凄く良いバンドがあって、是非紹介したいんだけど」って言って来たのがバグダッドで、「それだよ、それ!」なんてなってさ。(笑)
まぁそんなこんなで、今までやって来たバンドの中でもとにかく盛り上がるテッパンバンドと出会ったって感じだったよね〜。

逆にバグダッドにとって静岡のオーディエンスの印象ってどんな感じだったんですか?
Mai:私お客さんの勢いに凄い喰われそうになったのを覚えてますよ。
いやいや全然喰ってたよ、逆に。
Mai:いやいや!その時はもう負けたらアカン!っていう感じでしたよ!
そのせめぎ合いでどんどん盛り上がったんだろうね。
Mai:そう!そう!そんな中で未だ未完成だった「ONE LOVE」をやって、静岡のお客さんが凄い良い反応してくれて、凄い自信がついたんですよ。うわ、これバグダッドのダンスチューンいける!ってなって。で、ONE LOVEはいつやっても静岡は反応が凄い。静岡はONE LOVEの印象というか、想い入れが強いですね〜。
「ONE WAY, TWO WAY」も凄かったね。だって「アンコール!」じゃなくて「ワンウェイ!トゥーウェイ」コールだったもんね。(笑)
Mai:あと”頂”でいったら「Sun Shine」!!
あー良いねー!あの開放感はあの場所にバッチリハマってたもんね。
Mai:そう、この場所ならこの曲っていうのがすぐにパパパっと出て来るのって、やっぱこの曲やったらそれなりの反応があるって思い出があるからだと思う。
いやー名曲いっぱい有りますね〜。
まぁアレから6、7年経ち、ブンブンバッシュも無くなり、頂が始まり、バグダッド自体は10年ですけど、どうですか?
Mai:うーん、なんか6、7年っていうよりもっと結成当時からお世話になってる気もするし、逆にまだ6、7年か?って感じもありますけど、、、初めて静岡に呼んでもらったのは多分ファーストアルバムを出した後だったと思いますけど、あの頃はまだターバンもあんまり上手いこと巻けてなくて、ライブの後半にはズレズレになってたような、、、今ではライブ中にズレることなんて無いんですよ。ターバンも巻き方も上手くなったなぁ〜。
アレって結成当時からやってたんですか?
Mai: いや、最初は全然。私、おかっぱでしたもん。
でも、なんか「みんなに覚えてもらおう!」みたいな話になって、わりと勢いでやり出したと思う。「レゲェのルーツ、アフリカやし、ターバン巻いてみる?」みたいな感じで。で、やり出したら結構ウケも良くて。でも、昔の写真とか見ると全然着こなせてないんですよ!なんか全体的に若くて、ちょっと薄い感じ、、、今とはもう重みが違うなぁ。
今はもうバッチリ決まってるでしょ!ベテランですよ。お客さんからしてみればもうチョーいいお姉さんですから。笑

10年やって来て、まぁ散々聞かれて来たかもしれないけど、
マイちゃんにとってバグダッドとは!?
Mai:そうですねー、私を一番成長させてくれた場所。
おおーー!
Mai:まぁ、学校も中退して、就職もせず、音楽一本でやって来て、ミュージシャンとしても人としても学ぶ中心にあったのはやっぱりバンドで、そこで怒られて泣いた事もいっぱいあったし。私はココで、ココはココのやり方で、ちゃんと育ててもらえた。プラス関わって来た人たちに褒められた事も怒られた事も全部、いろんな事ふまえて、私を成長させてくれた場所ですね。
なるほどー。
では、ここで、その場所を離れてお休みに入るという、その理由を改めて聞きたい思うんですけど。
Mai:ぶっちゃけると、というかぶっちゃけて来てるんですけど、、、平均点を取れてしまうんですよね、どんな時でも。もちろんライブを沢山経験して成長して来たってのは当たり前にあるんですけど、その成長が熟れて来てしまって、「あ、コレぐらいはどんな時でも絶対できるな」っていうのがすんなり行き過ぎてて、、、もう自分で気づいた頃には惰性で行ってたところがあるんですよね。だから、そこから一歩抜け出すにはって考えた時に、まぁその中で越えて行ければそれが一番良いと思いますけど、私の場合はその中から一回出たい!っていうのが正直なところで。 一回出ないとリセット出来へんと思って。。。
歌う事自体を止めるってこと?
Mai:そうですね。バンドはやめてソロで歌うとかじゃなくて、とりあえずアーティスト活動自体を一旦止めますね。でも歌うとしたら絶対このバグダッドでやりたいと思うし。
まぁコレを言うと「マイちゃんは真面目だね。」なんて言われるんですけど、でもやっぱり他のメンバーと人生をリンクし合ってる内の一人やし、しかもフロントマンで、それで惰性のまま行くのって?ごまかしながら行くのは出来ますけど、それで走り続けて、果たしてそれってどうなのかな?って、自分の中でやっぱり納得いかなくて。
でも、その決断を女性が自ら切り出すのも凄い勇気だよね。
Mai:めっちゃ悩みましたよ。
やっぱり、ライブは楽しいものなんですよ。だからこの決断まで本当に迷いましたね。
なにせ10年だからね。オギャーって生まれた子供が10歳ですよ。20歳だったバグダッドも30歳ですよ。そういうタイミングなのかもしれないね。それこそお客さん達も世代交代でさ、今日は若い層も沢山いたし、ブンブンバッシュでやってた頃のお客さんは久々に会った感じで、なんか同窓会みたいなノリもあったりしたんだけど、まぁそんな静岡の昔からのファンと、若い世代のファンにもマイちゃんからのラストメッセージを。
Mai:静岡の皆さん、ブンブンバッシュを愛する皆さん、そして今ブルーノートを愛している皆さん、本当にバグダッド、お世話になった街です。ありがとう!私、個人としてはこれから活動休止という形を取らせてもらうんですけど、その決断を受け入れてくれたメンバーに本当に感謝ですし、私が抜けても走り続けるという決断もホンマにカッコ良いと思うし、とりあえず私は外に出ますけど、BAGDAD CREATIONSはフォーエヴァーなんで、これからもよろしくお願いします。で、私が戻って来た時には是非また静岡に呼んで欲しいですし、その時はまた皆で盛り上がりましょう! ONE LOVE!! ありがとう!
イイェイ!!こちらこそ、最初から最後まで最高のパフォーマンスとGOOD VIBESをありがとう!!
今後のBAGDAD CREATIONSの活動にも期待!そして、マイちゃんが復活する時には、もちろん静岡でも盛大にパーティーだ!
<PHOTO by eico>
Copyright © 2011 BOOMBOOM-BASH GROOVE PORTER. All Rights Reserved. Web design by Katachigfx